【研究職日記】社会人が学会や研究会に参加することの意義
社会人になったのに、わざわざ仕事を増やしてまで、なんで学会に参加するの?
と思う方もいるでしょう?しかし、社会人として学会に参加することはメリットしかないので、それを皆さんに伝えていきたいと思います。
社会人が学会や研究会に参加することのメリット
まず、社会人が学会や研究会に参加することで以下のような様々なメリットを得られます:
- 知り合いが増える
- 転職活動になる
- 自分の研究の方向性やいい研究か?を確認できる
- 共同研究者が見つかるかも
- 会社の外に成果を公開できる
メリット解説
学会に参加することの最も大きなメリットは、人と出会うことではないでしょうか?
学会に参加することで、様々な方との出会いがあります。
- 様々な大学の学生や先生
- 研究機関 (理化学研究所、産総研、国立情報学研究所など)の研究者
- 企業の方
- 社会人博士の方
上にあげた方々との出会いにより、以下のようなメリットを得られるでしょう
転職活動になる
学会では、他の企業の方と出会い、議論することができます。そのため、他の会社に関する情報収集をすることができます。また、その会社に興味があれば、採用や募集している職種なども伺うことができます。
自分の研究の方向性やいい研究か?を確認できる
会社内で自分の研究を見てもらうことも良いです。しかし、他社視点、研究機関からのアカデミア視点で自分の研究を見てもらうことで、自分の研究がどのくらい価値があるか?や方向性を確認する良い機会になるはずです。
共同研究者が見つかるかも
自分の研究が認めてもらえば、共同研究をしてくれる方が見つかる場合もあります。そうすると、外にも一緒に研究できる仲間が増えますよね。
会社の外に成果を公開できる
社会人の方々は、仕事で得られる成果といえば、社内でのみ公開・評価される成果の方が多いのではないのでしょうか?このような社内でしか通用しない成果では、転職活動などをする場合にアピールができません。
そのため、会社外に自分が何をしているかを発表することで、転職活動や自分が何をやってきたのかを会社外の方々に伝えることができます。
でも、どうやって、外に成果を発表するの?と気になった方は、自分が外に成果を発信するために行ったことを次回書くつもりなので期待していてください。
ポスター発表を狙う 在野研究者として、無所属で参加する
デメリットは?
学会に参加することのメリットばかりを話しましたが、逆にデメリットは何でしょうか?
- 準備が大変なこと
- 業務と並行して、学会用のネタ作りをしなければならないこと
がデメリットだと思います。学会で発表するためには、それなりに、遊ぶ時間などを犠牲にしなければなりません。
しかし、学会・研究会に参加したいという方々は土日に趣味で研究や技術書・専門書を読んでいるのではないでしょうか?また、小手先のビジネス書を読むよりも、仕事の合間を縫ってコツコツと研究に取り組み、試行錯誤した経験は今後の人生に必ず活きてくると思います。
やる気のある方は是非、学会・研究会に参加してみてください!