過去にすがるのはやめて、前に進もう

学生時代、華やかな成果・経歴を手に入れてきた方、社会へ出てもその栄光にすがっていませんか?

過去にすがり続けることは社会に出てからの新しい挑戦や成長を妨げるかもしれません。

現在、世の中のトレンドや技術の変化はとても速いです。また、年齢を追うごとに、自分の中で重要になるものが変わってきます。そのため、自分が行ったことは過去のものになっていることが多いです。

本記事では、過去の栄光を捨てる勇気を皆さんに提供したいと思います。

対象読者

  • これから社会へ出る大学生、大学院生
  • 学生時代の栄光にまだすがっている社会人

私の失敗談

私は大学院時代、量子コンピュータの研究をしており、修士課程で査読付きの論文を2本出版していました。その後、JTC研究所に入社しました。学生時代の栄光から、私は入社後も活躍できるだろうと高を括っていました。

しかし、入社後、私は活躍するどころか、全く仕事についていくことができませんでした。

分野が変わったことも原因にあると思いますが、私はこのとき、ああ、

と気づきました。今まで、私は現象を数式で表すことができる物理学が大好きで、物理ができればなんでもできると思っていました。入社後も、物理の論文を読んでいました。しかし、物理がわかっても、新ビジネスの創出はできないし、ソフトウェアエンジニアリングはできなっかたのです。

そこに気づいた時点で、私は物理を一旦全て捨てました。量子コンピュータ、量子物理学の本は全て段ボールにしまい、代わりにオライリーの本が本棚に増えていきました。

当たり前なことかもしれないけど、ステージを変えるにつれて、自分に必要なものは変わっていくことに早く気づき、切り替えることができたから、今なんとか仕事を続けられている気がします。

私の入社当初や経歴などについては、以下をご覧ください

メーカー研究職になってから、約半年が経ちました

私は2023年の3月に大学院(物理学専攻)を卒業し、23卒としてメーカーの研究所の研究職として就職しました。就職してから、約半年が経過したので、この期間に体験したこと、…

メーカー研究職になってから、1年が経ちました

私は2023年の3月に大学院(物理学専攻)を卒業し、23卒としてメーカーの研究所の研究職として就職しました。就職してから、約1年が経過したので、この期間に体験したこと、…

プロフィール

本記事では、ブログを始めるにあたって、私の自己紹介、経歴紹介をしていきたいと思います。 コンテンツは以下です。 もくじ大学時代何をしていたか?学部時代に学んだこ…

過去の栄光とその落とし穴

現実の課題や求められることは常に変化している

大学で学んだ知識やスキルは、基本的には過去のものであり、現実の課題は常に変化し続けています。新しい技術やトレンドに対応し続けることが求められます。過去の栄光に固執するのではなく、常に新しい知識を取り入れる姿勢が重要です。

過去の成功体験にとらわれるリスク

過去の成功体験に固執することで、新しい挑戦に対する恐れが生じることがあります。「自分はこれで成功した」という固定観念が、新しいアイデアやアプローチを試す妨げとなり得ます。過去の成功は大切にしつつも、未来の成功に向けた柔軟な思考を持ちましょう。

進化していくために

それでは、過去にすがらずに進化していくためにはどうすれば良いのでしょうか?以下にいくつか紹介します。

過去の栄光は捨てて、今何が必要かを考える

過去にあなたがしたことは、もしかすると今必要ないかもしれません。そう気づいたら思い切って、過去は一旦捨てて、今必要な新しいことを習得することに時間をかけてみてください。

継続的に学習を続け、新しい知識を身に着けていく

社会に出てからも学び続けることが重要です。新しい技術や知識を習得することで、自分のスキルセットを常に更新し続けましょう。オンラインコース、セミナー、専門書などを活用し、自分の成長を続けることが大切です。

新しい挑戦を受け入れる

未知の領域に挑戦することで、自分の限界を押し広げることができます。恐れずに新しいプロジェクトやタスクに取り組み、自分の可能性を試しましょう。失敗を恐れずに挑戦することで、真の成長が得られます。

他人からのフィードバックを活用する

他者からのフィードバックを受け入れ、自分の行動や考え方を改善することが重要です。同僚や上司からの意見を真摯に受け止め、成長の糧としましょう。フィードバックは、自分の弱点を見つけるだけでなく、新しい視点を得るための貴重な機会です。

過去の栄光は無駄か?

いいえ、無駄ではありません。

自分が過去に行ったことと今やっていることに繋がりが見えることがあるからです。

そのとき、自分の過去は、今のやっていることに関わる人にとっては未知なものです。そこで、自分のスキルに付加価値が生まれるはずです。

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